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仮想通貨ポリゴン(Polygon)/マチック(MATIC)の特徴と使い方を徹底解説

piko
こんにちは、pikoです。

ボブ
・Polygonって何だ?
・どんなプロジェクトがあるんだ?
・どうやって使うの?
今回は上記のような悩みを解決できるような内容になっています。
最近仮想通貨界隈でよく話題に上がっているのがpolygonですね。
ですが具体的にpolygonの特徴を掴めていない方も多いと思います。
また、polygonの特徴が分かっていても使い方が分からない方も多いと思い今回記事にさせて頂きました。
この記事を最後まで読むことでpolygonの特徴や実際に稼働しているプロジェクトだけでなく具体的な使い方まで理解できるようになるので是非最後まで読んでみてくださいね。

目次

仮想通貨ポリゴン(Polygon)/マチック(MATIC)とは

ポリゴン(polygon)はもともとマチック(MATIC)と呼ばれていましたが、2021年にポリゴンへと名前を変更しました。
ただし、ポリゴンが発行している仮想通貨はマチックのまま仮想通貨取引所で取引されているので注意してくださいね。
さて、Polygonについてですが、ポリゴンはイーサリアムが抱える取引量の多さから来るブロックチェーンの処理速度の遅さや手数料の高騰問題を解決するためのプロジェクト名になります。
このブロックチェーンの処理速度の遅さや手数料の高騰のことを専門用語で『スケーラビリティ問題』とも呼ばれています。

ポリゴンの基本情報

名称 MATIC
ティッカーシンボル MATIC
発行開始時期 2017年10月
発行上限 10,000,000,000
公式サイト https://blog.polygon.technology/
発行方法 Pos
購入場所 Binance、Coinbase、FTX、Kraken

ポリゴンの特徴

ポリゴンの特徴はイーサリアムのスケーラビリティ問題を解決し、高速かつ低手数料を実現していることです。
ポリゴンはイーサリアムのセカンドレイヤー上に構築されたプラットフォームです。
イーサリアムのメインネットと互換性のある別のネットワークを持つことでスケーラビリティ問題を解決しています。
ちなみに、イーサリアムのブロックチェーンには基幹となるプロトコル開発とプロトコル上になるDappsの開発が進んでいます。
このプロトコルとDappsを階層別に整理したものが次のようになります。
インターフェイス領域(レイヤー4.0)
ブロックチェーンサービスをユーザーが利用するために、秘密鍵の保管や利用、各サービスへの観覧や接続を行う。
アプリケーションサービス領域(レイヤー3.5)
プラットフォームサービスやゲーム等通常のサービスとしてユーザーに提供されるアプリケーション。
凡用アプリケーション領域(レイヤー3.0)
プラットフォームでアプリケーションが動くようにするために、各アプリが参照できる情報をインデックスしたり、各サービスをシームレスに利用できるようにする、デファクトスタンダードとなるアプリケーション。
機能拡張領域(レイヤー2.5)
プラットフォームとしてのブロックチェーンの機能をOSレベルで保証するために機能を拡張する。
処理能力向上領域(レイヤー2.0)
ブロックチェーン上の通信規模を拡張し、処理能力そのものを拡張する。
仮想マシン領域(レイヤー1.5)
スマートコントラクトの実装や実行を保証する領域。
ブロックチェーン基礎領域(レイヤー1.0)
PoWやPoSといったコンサンセスアルゴリズムによるブロック作成・ブロック検証を規定するプロトコル。
凡用ネットワーク通信領域(レイヤー0)
トランザクションやブロックの伝播、ノード間通信などの基本てきな通信を行うためのプロトコル。

ボブ
もっと分かりやすく説明してくれない?

piko
イーサリアムのメインネットを道路に例えると分かりやすいかもね。
イーサリアムのブロックチェーンを道幅を広げられない1車線道路だとイメージしてみてください。
1車線道路わきにたくさん店舗が並んでいると店舗に出入りする車で渋滞が起こりますよね?
この道路わきに並んでいる店舗がユニスワップ等のDappsになります。
そしてこの渋滞がスケーラビリティ問題になります。
そこで店舗だけが集まったサービスエリアができれば渋滞は緩和されますよね?
このサービスエリアのことをサイドチェーンと呼びます。
サービスエリア内の店舗での金銭のやり取りの記録はサービスエリア出口で金銭のやり取りの結果だけがメインネットに記録されます。
ポリゴンはこのサイドチェーンのプラットフォームになります。
ポリゴンのサイドチェーンがどのくらい高速化かといえばイーサリアムのトランザクションが1秒10件~15件に対してポリゴンのトランザクションが1秒に6,000件~7,000件もの処理が行われています。

ポリゴン(polygon)が活用されているプロジェクト

ボブ
ポリゴンってどこで使われているんだ?

piko
多くのプロジェクトでポリゴンは使われているんだ。
ポリゴンは各カテゴリのプロジェクトで使えます。
DeFi
Aave
NFT
Gaming
Wallets
ポリゴンが使えるプロジェクトをもっと知りたい方はこちらからどうぞ

ポリゴンの使い方

ポリゴンが使えるプロジェクトを利用するにはポリゴンネットワークへの接続と送金が必要になります。
なのでここからは、実際にポリゴンネットワークへの接続と送金の仕方を解説していきます。
ポリゴンネットワークでDeFiやNFTを利用するにはメタマスクとポリゴンネットワークに対応している仮想通貨が必要になります。

メタマスクの設定

まずはメタマスクで使用するネットワークでポリゴンネットワークを選びます。
最初は『イーサリアムメインネット』と表示されているので、ここをクリックしてポリゴンネットワークに変更します。
ポリゴンネットワークの表示が無い場合は一番下の『カスタムRPC』でネットワークを設定します。
カスタムRPCでポリゴンネットワークを作成するときの記入欄は次のとおりです。
ネットワーク名
polygon
RPC URL
https://rpc-mainnet.matic.network​
チェーンID
137
通貨記号
MATIC
ブロックチェーンエクスプローラーURL
https://explorer.matic.network/
上記の内容を入力できたら『保存』をクリックすると設定完了です。

資金をポリゴンネットワーク移動させる

まずはポリゴンの公式サイトを開きます。
公式サイトを開いたら画面右上からウォレットを接続します。
上の画像のように3つのウォレットのどれかを選んでウォレットを接続します。
ちなみに、バイナンススマートチェーン等のネットワークだと接続できません。
接続できるネットワークはイーサリアムメインネットかポリゴンネットワークのみになります。
接続する前にネットワークを確認しておきましょう。
接続が完了すると画面右上にウォレットが表示されます。
次に画面右上の『アプリ』内のポリゴンブリッジを選びます。
右の赤丸で交換する通貨を選び左の赤丸部分で量を選びます。
次に『移行』を押します。
移行をクリックすると上の画像が出てくるので3回くらい『継続する』を選びます。
次にメタマスクの画面が表示されるので『承認』を押すとイーサリアムメインネットからポリゴンネットワークに送金されます。
送金が完了すると画像のようにメタマスクとポリゴンウォレットに反映されます。

メタマスクに表示されない場合

 

イーサリアムネットワークからポリゴンネットワークに通貨を移動させた時に移動させた通貨がメタマスクに表示されない場合があります。

 

 

このような時はメタマスクの下に表示されている『トークンの追加』を選びます。

 

トークンの追加を選ぶと

『コントラストアドレス』

『トークンシンボル』

『トークンの10進数』

に入力する必要があります。

 

トークンのアドレスはポリゴンスキャンで検索することができます。

 

ポリゴンスキャンに移動出来たら表示させたいトークンシンボルを入力します。

 

 

ここではイーサリアムを表示させたいと思います。

 

ちなみに、ポリゴンスキャンではイーサリアムのトークンシンボルである『ETH』では検索できません。

 

 

イーサリアムをメタマスクに表示させたい場合は『WETH』で検索する必要があります。

 

 

 

WETHで検索出来たら、赤枠で囲っているトークンコントラクトアドレスをコピーしてメタマスクのトークン追加のトークンコントラクトアドレス入力欄に貼り付けます。

 

 

トークンコントラクトアドレスを貼り付けると残りのトークンシンボルとトークンの10進数も自動で表示されるので『次へ』をクリックするとメタマスクにもイーサリアムを表示させることができます。

 

イーサリアムをポリゴンに交換する方法

ポリゴンネットワーク上でイーサリアムからポリゴンに交換したい場合はQuickSwapを使います。

 

ここで気を付けたいのが手数料がポリゴン(MATIC)だということです。

 

なので最初にポリゴンネットワークにポリゴン(MATIC)が入っている必要があります。

 

ポリゴン(MATIC)がポリゴンネットワークに無い場合は手数料を払うことができないので交換することができません。

 

イーサリアムからポリゴンに交換したい量が決まったら、『ETHを承認』をクリックするとメタマスクが立ち上がります。

 

 

メタマスクで『承認』ボタンをクリックして『スワップ』ボタンをクリックすると交換完了です。

 

QuickSwapは基本的にUniSwapと同じです。

 

UniSwapについてはこちらで詳しく解説しています。

 

QuickSwapとUniSwapの違いは手数料になります。

 

QuickSwapはポリゴンネットワークになるので交換手数料が1円以下と圧倒的にコストパフォーマンスが高いです。

 

ポリゴン(polygon)/マチック(MATIC)の特徴と使い方:まとめ

ポリゴンはイーサリアムが抱えるスケーラビリティ問題を解決するために誕生しました。

 

 

ポリゴンを利用することでイーサリアムに比べて低コストと送金スピードが実現できました。

 

ポリゴンを利用するにはメタマスク等のウェブウォレットにポリゴンネットワークを追加しポリゴンウォレットに接続することで利用することができます。

 

もしも既にメタマスク内にある通貨でポリゴンを利用するにはイーサリアムネットワークからポリゴンネットワークに通貨を移動させる必要があります。

 

さらにポリゴンネットワークにポリゴン(マチック)が無いと利用できないので最初にポリゴンをポリネットワークに入れておく必要があります。

 

はじめはメタマスクの設定や通貨の移動等で苦戦するかもしれませんが一旦覚えると低コストで仮想通貨運用ができるので是非一度はポリゴンネットワークに触ってみた方が良いと思います。

 

初めてポリゴンを触ってみる時はこの記事を見ながら始めるとスムーズに始められるので是非ご活用ください。

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