
piko
こんにちは!pikoです!
ボブ
・MACDって何だ?
・MACDのどこを見ればいいの?
・MACDの使い方を知りたい!
・MACDが向いていない状況も知りたい!
・MACDのどこを見ればいいの?
・MACDの使い方を知りたい!
・MACDが向いていない状況も知りたい!
今回は上記のような悩みを解決できる内容になっています。
仮想通貨やFXや株式投資をする際にほとんどの人がチャートを見ますよね。
まず投資をする人達は2つの分析方法で投資をします。
それが『ファンダメンタルズ分析 』と『テクニカル分析 』です。
ファンダメンタルズ分析とは色んな情報を集めて 値動きの未来を予測します。
テクニカル分析はチャートを分析 して値動きの未来を予測します。
昔はファンダメンタルズ分析が投資の分析に有効でしたが今はテクニカル分析の方が利点が多いです。
なぜならインターネットが普及した現代では、情報が発信されると直ぐに値段に反映されるのでファンダメンタルズ分析で値動きを予測したとしても既に価格に反映済みなので難しくなっています。
なので今の時代ではテクニカル分析の方が投資に対して利点が大きいです。
でも始めて投資をする人が棒グラフと線が斜めに引かれているチャートを見てもどのタイミングで売買すれば良いのか分からないと思います。
そこで役に立つテクニカルツールがMACDです。
MACDの使い方が分かれば投資初心者でもある程度はどのタイミングで売買すれば良いのかが分かるので必ず知っておきたい テクニカルツールです。
この記事では実際のチャートの画像を使ってMACDについて解説していきます。
この記事を読めばきっとあなたの投資スキルも上がるので是非最後まで読んでみてくださいね。
目次
MACDとは
MACDの正式名称は『Moving Average Convergence Divergence(移動平均収束拡散)』で「マックディー」と呼びます。
piko
この呼び方は世界共通になります。
MACDはチャートをテクニカル分析する上で多くの投資家が使っているテクニカル指標になります。
MACDで何が分かるかとえ言えば相場のトレンド です。
投資を始めたばかりの人は値段が下がりきった時に買って上がりきった時に売る戦略をとっているケースが多いと思います。
でもどのタイミングが底値でどのタイミングが高値なのかを探るのは難しいと思います。
そこで大事なのが『トレンド 』です。
投資には必ず上昇トレンドと下落トレンドがあります。
MACDを使うことで上昇トレンドに乗って利益を出し、下落トレンドを避けることができます。
なにも底値で買わなくても上昇トレンドに乗っかればより安全に投資で利益を出すことができます。
ちなみに、私はこの戦略で大きな損失を出すことなく利益を出し続けています。
ボブ
自慢話はいいから早くMACDについて詳しく教えろ!
piko
すみません。少し調子に乗ってしまいました。
MACDは1970年代に『ジェラルド・アペル』と言う方が作った分析ツールですね。

NACDの青い線が『12指数平滑移動平均-26指数平滑移動平均』になります。
MACDは通常の『移動平均』とは違って『指数平滑移動平均 』になります。
ちなみに、『移動平均』はMACDの上の画像の赤色やオレンジ色の線になります。
ボブ
指数平滑移動平均って何だ?
piko
指数平滑移動平均は一番最近の価格の比重が大きいデータを使っています。
単純移動平均線は全てのデータの平均値を計算します。
例えば100日単純移動平均だと100日前の価格と機能の価格を全て合計して100で割ります。

単純移動平均は最近の最近の価格と古い価格が平等に計算されるので上の画像のように最近の価格に対して反応が遅れてしまう といったデメリットがあります。
一方で指数平滑移動平均線は、最近の価格のデータを大きくする分、古い価格のデータを少なくすることで最近の価格の動きにも対応 できます。
ちなみに、指数平滑移動平均の計算式は
前日EMA+α×(当日終値-前日EMA)
α=2/n+1
になります。
ボブ
?????
piko
ですよねw
正直計算式は分からなくても大丈夫です。
要は、より直近の価格のデータを重視しているので値動きに素早く反応するのが指数平滑移動平均線になります。
この12指数平滑移動平均-26指数平滑移動平均の事をMACD線と呼びます。
MACDの見方
MACDを使いこなすには何を見れば良いのか理解する必要があります。
ここではMACDを使いこなすために必要な6つの見方を解説します。
MACDとシグナルの位置

MACDで一番最初に目に付くのが青色のMACD線と赤色のシグナル線の位置関係だと思います。
MACDを使いこなすには、まずこの線の位置関係を知ることから始まります。
MACD線は直近の価格のウエイトが多いので値動きに素早く反応することについては先ほど解説しましたね。
シグナル線はMACD線の平均値を示したものです。
シグナル線は基本的に9日間のMACD線の平均値になっています。
MACD線とシグナル線の位置関係は次の通りです。
MACD線がシグナル線より上に位置している
上昇トレンド
MACD線がシグナル線より下に位置している
下落トレンド
MACD線とシグナル線が離れている
離れている幅が大きいほどトレンドに勢いがある
0(ゼロ)ライン

MACD線とシグナル線が0ラインを上回っているか下回っているのかでもトレンドが何方に向かっているのかを知ることができます。
上の画像を見てみるとMACD線が0ラインを下回った時に大きな下落が発生しその後もしばらくは下落トレンドを形成しています。
逆にMACD線が0ラインを上回った時に価格が暴騰しました。
その後にまた大きな下落が発生しましたがその後も上昇トレンドが続きましたね。
このようにMACD線とシグナル線が0ラインを超えるとしばらくはトレンドが形成されるので一時的な下落が発生しても落ち着いて対処できます。
ゴールデンクロス・デッドクロス

MSACDで一番見られているのが『ゴールデンクロス』と『デッドクロス』だと思います。
MACD線がシグナル線を下から上に突き抜ける ことを『ゴールデンクロス』と呼びます。
逆にMACD線がシグナル線を上から下に突き抜ける ことを『デッドクロス』と呼びます。
『ゴールデンクロス』はトレンドが上昇トレンドに変わるサインで逆に『デッドクロス』はトレンドが上昇から下落に変わるサインです。
上の画像のチャートではデッドクロスした後に徐々に下落し一気に暴落しましたね。
逆にゴールデンクロスした直後はあまり価格の変動はありませんでした。
ですが後に一気に暴騰しました。
その後も上昇していますね。
先ほど解説した0ラインよりも先にトレンドを見極めるのに役に立つのが『ゴールデンクロス』と『デッドクロス』です。

ちなみに、銘柄によっては0ラインよりも上でも『デッドクロス』を形成することがあるので0ラインよりも『ゴールデンクロス』・『デッドクロス』の方が短期取引では役に立つと思います。
ヒストグラム

ヒストグラムはMACD線とシグナル線の間の幅を示しています。
上昇トレンドの幅は緑色で表示され下落トレンドの幅は赤色の棒グラフのように表示されています。
幅が広いほどヒストグラムの棒が長くなり幅が狭くなるとヒストグラムは短くなります。
MACDがゴールデンクロスもしくはデッドクロスすると幅はゼロになるのでヒストグラムもゼロになります。
ヒストグラムではそれぞれのトレンドがどのくらい勢いがあるのかを見やすくする補助的な役割 だと思えば良いです。
ダイバージェンス

ダイバージェンスとは『逆行現 象』と言う意味です。
つまり、テクニカル指標が実際の相場とは逆に向かって動いている状態の事を指します。
例えば、上の画像のように価格は上昇 しているのにMACDは下落トレンド を形成しています。
このような現象の事を『ダイバージェンス』と呼びます。

このように相場とテクニカル指標の相違が発生した場合、どちらを投資の参考にすれば良いのかと言えばテクニカル指標を参考にした方が賢明です。
なぜならば上のチャートの画像のようにダイバージェンスが形成してから相場は一時上昇したものの、その後50%近く下落し、しばらく低い水準の相場が続き元の価格に戻るまで時間が経ってしまいました。
長期的な投資だと、価格が戻るまで待てば良いのですが、短期取引では他の投資で使いたい資金が動かせないので、短期取引をするような人には特に注目しておきたいMACDの見方の1つになります。
MACDの使い方実例
MACDでは何を見ればいいのか解説しましたね。
ここでは実際に実際のチャートを見てMACDのどこを見て投資判断をすれば良いのか紹介します。
MACDは何に投資するか によって見方が変わってきます。

例えば、米ドル/円で中期的な投資の場合だと『ゴールデンクロス・デッドクロス』よりも0ラインを参考 にします。
もしも既に米ドルを購入していた場合、左側の0ラインを下回った時点時で売却し、また0ラインを上回った時に購入します。
ちなみに、MACDが0ラインを下回って直ぐに値段が回復していますが、この時は新型コロナウイルスのパンデミックにより市場が混乱しいるのがろうそく足の下にあるボリューム(出来高)を見ると分かりますね。
このように市場が混乱している時はギャンブルの要素が強くなる ので売却してからはしばらく動かないのが賢明です。

短期で取引をする場合は、0ラインよりもゴールデンクロス・デッドクロスを参考 にします。
ただし、ゴールデンクロス・デッドクロスでの売買のタイミングは
0ラインよりも下のゴールデンクロスで購入、
0ラインよりも上のデッドクロスで売却、
といった感じにします。

piko
次は米国株を見てみましょう。
これは私がインカムゲイン運用のため長期投資をしているサザンカンパニーという電力会社のチャートです。
このチャートでも0ラインよりも下のゴールデンクロス購入、0ラインよりも上のデッドクロス売買といったMACDを使った戦略を取ります。
ただし、上の画像のように0ライン近くをゴールデンクロス・デッドクロスが行ったり来たりしてトレンドが読みにくくなっています。
このような時は何もしないのが賢明です。

サザンカンパニーでの売買タイミングは0ラインが+-共に1.00付近 でゴールデンクロス・デッドクロスした時に売買するのが良いと思います。

次は仮想通貨のチャートを見てみます。
私の考えでは仮想通貨はビットコインは今後数年は上昇し続けると思うので短期取引よりも長期保有 をおススメしています。
今回はビットコインよりも暴落のリスクが高いアルトコインの中のBANDをのチャートを見てみます。
BANDの場合、上の画像の丸印のように売買するタイミングはいくつかあります。
例えば、値動きがそこまで激しくない時は画面左の0ラインとゴールデンクロス・デッドクロス を見て売買します。
ところが右のように値動きが激しくなり、0ラインよりも上でもデッドクロスが形成されるようなチャートの場合、MACDだけでなくRSI も使います。
RSIは線が上に行くほど『過大評価』下に行くほど『過小評価』されていることを示しているインジケーターになります。
右の場合、0ラインよりも上のゴールデンクロスで購入し、RSIがラインを突き抜けた時に売却します。
MACDが使えない時

MACDは万能ではなく全く使えない時もあります。
それがレンジ相場(ボックス相場) です。
つまり、トレンドが何方の方向に行くのか分からない上の画像のような時にはMACDを使わないのが賢明です。
このような相場でMACDを使うとゴールデンクロスしたと思い購入しても直ぐにデッドクロスを形成して損をしてしまう可能性が多いです。
このような相場では『手を出さない 』のが賢明です。
まとめ
投資で利益を得るにはファンダメンタルズ分析とテクニカル分析が必要になります。
特に役に立つのがテクニカル分析になります。
テクニカル分析の中でもMACDを使うことで価格が上昇しているのか下落しているのかの『トレンド』を掴むことができます。
MACDを使って上昇もしくは下落トレンドが分かれば後はトレンドに乗って購入もしくは売却することで短期取引で利益を得ることができます。
ただし、価格がほぼ横ばいのようなボックス相場ではMACDが使えないのでMACDだけを頼りにするのではなく、『RSI』や『ボリンジャーバンド』等の他のテクニカルツールを兼用で使うのがオススメ です。
この記事ではMSACD使い方の実例も紹介しているのですが銘柄によってMACDの使い方も変わってきます。
MACDを使いこなすには自分でMACDを使った取引をしていくことが重要 になります。
自分で使い成功と失敗の両方を経験 することでMACDを使いこなすことができます。
最初は少額でも良いので投資をしてみてMACDを使いこなしてみてくださいね。